(つち・げんのう)について

◆槌の各部名称
◆槌の見分け方 ◇手に取って見る
・頭の形にゆがみがないこと。
・頭と柄が真っ直ぐになっていること。
・柄の木目がきれいに通っていること。(アテ・フシがないこと)
・柄の仕上げが良く、歪(ゆがみ)がないこと。

◇サイズ
サイズ・呼び名
玄能
(両口・四角・八角・一文字)
75 115 150 185 225 300 375 450 570 670 750
(もんめ) 20 30 40 50 60 80 100 120 150 180 200
角箱屋金槌 口径
(mm)
- - 18 21 24 27 30 - - - -
先切金槌 口径
(mm)
12 15 18 21 24 27 - - - - -
船手玄能 口径
(mm・大きさ)
- - - 21 24 27 - -
◇選択ポイント
・形状、重さが使用目的に合ったものを選択する。
 (DIY用は370g前後がお薦め)
※良い品物は『焼き入れ』がしっかりしているため、いくら使用しても口がダレたり欠けたりしません。
◆槌の使い方 ◇使い分け
・一般的に釘を打つ時は『玄能』、ノミを叩く時は『金槌』を使うとされています。
◇玄能
・玄能は口くち(上図参照)が2つの打撃面を持っていますが、片側は平面で、もう片側は中心がふくれた丸みをもっています。 釘を打ち込むときはまず平面の方で打ち、釘を面に打ち込む寸前に丸い方(中高)で打ち込むようにすると、木の表面に凹傷をつけません。
釘を叩く時は口の中心で叩くようにすると上手く打てます。
◆槌の手入れ ◇手入れ
・玄能使用後は油を薄く薄く塗っておくと錆びません。
◇柄がゆるむんだ時
・柄を下にして数回上下に叩きます。
・それでもゆるむ時は柄の先端・櫃の部分にクサビを打ちます。
※交換用の柄も各種あります。
◆ワンポイント ◇釘の長さの選定方法
・一般的には固定する板の厚さの『2.5倍〜3倍』の長さの釘を使用しましょう。
・打ち込む時は出来るだけ少ない回数で打つと釘が良くききます。

河合のこぎり店